第1部 第三章 (6)変遷における「さばき」
図1 商品における「さばき」の類比
図3 人間の一日における「さばき」の類比
図4 人間の一生における「さばき」の類比
図2 摂食における「さばき」の類比
摂食における「さばき」の類比
図2は「摂食」における変遷です。
同様に、十字・右の「腸」の段階で分岐があります。
・摂食 … 吸収されて体の一部。 (「天国」に対応)
・排泄 … 排泄物として捨てられる。 (「地獄」に対応)
商品における「さばき」の類比
最後の十字・右上で「結実」があるわけですが、
その前には「さばき」があります。
図1は「商品の変遷」ですが、
十字・右で「使用か、廃品か」という分岐があり、
これが「さばき」の型となっています。
(実際は「購入後、使用を続けるか」によって、
もう一度「さばき」があり、これが「最後の審判」に対応します。)
「使用されて使用者の一部になる」のが「天国」に対応し、(十字・右上)
「役に立たず、廃品にされる」のが「地獄」に対応します。(十字・右下)
つまり、以下のように分岐することになります。
・所有 … 所有されて使用者の一部となる。 (「天国」に対応)
・廃棄 … 役にたたず廃棄される。 (「地獄」に対応)
人間の一日における「さばき」の類比
図3は「人間の一日」です。
一日の活動が「実り」か、「徒労」なのかで分かれます。
「実り」の側には宴会と眠り(安眠)があります。
・悦楽 … 成果を得て宴会・安眠 (「天国」に対応)
・徒労 … 成果なく浪費 (「地獄」に対応)
人間の一生における「さばき」の類比
図4は「人間の一生」です。
「人間の一日」と同様に、最後にそれが、
「実り」であるか、「徒労」であるからに分かれます。
これが、「天国」か「地獄」か、のさばきになります。
・「天国」 … 神の一部となり永遠の命を得る。
・「地獄」 … 永遠の滅びの刑罰を受ける。
「体が自由である」というのは、
体の部位が体の一部として動いてる状態を指すように、
「神との一体化」は「自由」に対応します。