世界史における数
「1次元→2次元→3次元→4次元」
という4段階の変遷があるわけですが、
それに加えて、さらに詳細に見るために
各箇所に数字を当てはめると図2のようになります。
数字は、
「1」なら「(始まりから)1000年目」、
「2」なら「(始まりから)2000年目」、
というようになっています。
7000年目の「7」の次は、
「∞」となり、永遠の状態となります。
(「8」を横に倒して「∞」となっています。)
ここに次の図3の模式図を対応させていきます。
各数の模式図
図3は、世界史を表す数字を模式化したものです。
数字と球体の数が一致します。
それぞれが示すものは、以下のようになります。
・「1」…エノク。(一人の祭司)
・「2」…神と対面するアブラハム。(1次元・線の完成)
・「3」…王・ダビデ。(神と人の間)
・「4」…十字架のイエス。(2次元・面の完成)
・「5」…上に伸びる組織。(教会、政府、会社など)
・「6」…立体の十字架の完成。(3次元・空間の完成)
・「7」…「6」に再臨のイエスが入った状態。(千年王国)
・「8」…天のエルサレムと地上。(「∞」(永遠)の状態)
・「9」…「8」の頂点に神が君臨する最終状態。(新天新地)
それぞれが、どの段階に対応するかを見ていきます。
世界史における数と模式図
模式図を歴史上の各箇所に対応させると、
「1~7」は図4、「8~9」は図5、
のようになります。
「1」 神の人 (1000年目、B.C.3000)
神に取られたエノクの段階で、
個人としての信仰の始まりの段階です。
一人の人間が祭司としての存在を始めた段階です。
「2」 神との対面 (2000年目、B.C.2000)
アブラハムが、一対一で神の啓示を受ける段階です。
一次元、線(血統)の完成の段階であり、
面(民族、土地)の完成へ向かいます。
「3」 神と人の間 (3000年目、B.C.1000)
神と人(民族・土地)の間に王が立てられる段階です。
民族・土地の支配者としてダビデが王に立てられます。
「4」 十字 (4000年目、A.D.1)
十字架のイエスの段階です。
十字架は「地上」(東西南北、春夏秋冬など)、
「固定、確定」(生贄の祭壇、はりつけ)、
を表し、生贄のイエスが地上の支配者として確定し、
「地上の時代」、「ユダヤ時代」の完了を表します。
2次元、平面の完成の段階であり、
立体の完成へ向かいます。
「5」 立体化 (5000年目、A.D.1000)
立体化の段階であり、
「立てられたイエスの十字架」から始まり、
教会・聖堂はその立てられた十字架の延長であり、
世俗にあっては、政府、会社というように立体化し、
宣教、拡散がなされます。(理念、商品の拡散)
資本の蓄積と拡散(植民地化、グローバル化)も、
この過程の一環です。
「6」 キリスト抜き (6000年目、A.D.2000)
立体化が完成し、資本主義の終わりの段階となります。
立体の十字が完成するが、(俗の完成)
中心に祭司たるキリストが入る前の段階であり、
終末の最も困難な「666」の「6」の段階です。
三次元、空間の完成段階であり、
以後、時空の完成へ向かいます。
「7」 イエスの統治 (7000年目、A.D.3000)
再臨によって立体の十字の中心に入ったキリストが、
その統治を完了させる段階です。(千年王国の完了)
「8」、「9」 永遠の神殿、完成 (永遠)
「8」によって永遠の神殿が完成します。
永遠の形であり、「8」は「∞」と同型で、
「無限の循環」を意味します。
「8」は上下2つの部位からなりますが、
上は「天のエルサレム」(都)を表し、
下は「地上」を表します。
(漢数字の「八」もこの形になっています。)
そこに神が入った完成した状態が「9」となり、
完成された状態になります。(新天新地)
(漢数字の「九」はこの形になっています。)
第1部 第四章 (5)世界史における数字
図4 世界史における数と模式図(「1」~「7」)
図5 世界史における数と模式図(「8」~「9」)
図1 4つの次元の模式図
図2 世界史における数
偶数と奇数
図6の上のように歴史の段階には数字が対応しますが、
これらは「偶数と奇数」に分けられます。
図6の下は、
「左は偶数」、「右は奇数」
というように分けたものです。
また、図6のように、
「偶数」は「十字の中心から遠い」すなわち「俗」、
「奇数」は「十字の中心から近い」すなわち「聖」、
となります。
神殿と祭司
数字は、図7のように、上段の偶数と下段の奇数が、
「偶数→奇数→偶数→奇数…」と、
野球のイニングのように、
交互に繰り返しながら次元が上がっていきます。
(右ほど次元が高い)
ここで、図7・上段の
「偶数」は「器、神殿、妻、女」
を表し、図7・下段の
「奇数」は「中身、祭司、夫、男が入った状態」
を表します。
つまり、
「十字の中心から遠い偶数」(俗)で、
「器、神殿」ができ、そこに祭司が入って、
「十字の中心に近い奇数」(聖)
の状態になります。
それを繰り返しながら次元が上がっていきます。
図7・上段の偶数は「神殿(器、妻、女)」(俗)
を表し、
図7・下段の奇数は「祭司(中身、夫、男)」(聖)
を表し、具体的には、
「1」の祭司は「エノク」、(アブラハムまで続く)
「3」の祭司は「ダビデ」、(ユダヤの王たちに続く)
「5」の祭司は「初臨後のイエス」、(教会等の組織)
「7」の祭司は「再臨後のイエス」、(千年王国の王)
となります。
8から9へ(最終状態)
最後の「器、神殿」が図8の上の「8」の図になります。
7000年目(A.D.3000)で千年王国が完成した後の状態です。
「8」は上下2つの部位からなりますが、
上は「天のエルサレム」をあらわし、下は「地上」を表し、
永遠の神殿の完成を表します。(「8」と「∞」)
この神殿(「エルサレム」、「妻」、「花嫁」)ができると同時に、
その夫となる神が入り、それが「9」となり、永遠の神の統治を表します。
(ピラミッド型ですが、ピラミッドがこの状態を模しています。)
このことの聖書における記述は以下のようになっています。
>最後の七つの災害が満ちている七つの鉢を持っていた
>七人の御使のひとりがきて、わたしに語って言った、
>「さあ、きなさい。小羊の妻なる花嫁を見せよう」。
>
>この御使は、わたしを御霊に感じたまま、
>大きな高い山に連れて行き、
>聖都エルサレムが、神の栄光のうちに、
>神のみもとを出て天から下って来るのを見せてくれた。
> (ヨハネの黙示録)
>都は四角形であって、その長さと幅とは同じである。
>彼がその測りざおで都を測ると、一万二千丁であった。
>長さと幅と高さとは、いずれも同じである。
> (ヨハネの黙示録)
図3 各数の模式図
図6 偶数と奇数
図7 神殿と祭司
図8 8から9へ(最終状態)
4つの次元の模式図
図7は、3次元(空間)までの次元の変遷を
模式図で示したものです。
1次元(線)
・「上下」の線。(父子、血統)
↓
2次元(面)
・平面の十字ができる。(地上、十字架)
↓
3次元(空間)
・立体の十字ができる。(空間、立てられた十字架)
このように、
「線→平面の十字→立体の十字」
というように次元が上がっていきます。
(4段階目はこの後、説明。)