「2016年、日本における選挙の意味」
まずは、「TPP合意」、「集団安保」後の最初の選挙であることが重要です。
これらは、戦後の残滓とも言うべき、
「民族派」、「左派」の望みを完全に断つものです。
「民族主義」(身体原理)や、「国家主義・社会主義」(政治原理)という
偶像崇拝が完全に望みを絶たれるということです。
TPPも集団安保も、本質は「グローバル化」です。
TPPはもちろんのこと、集団安保も「軍のグローバル化」なのです。
すなわち、「日本軍(自衛隊)」から「世界警察」という変化を意味します。
西欧のみならず、世界の東端の先進国である日本が明確に
グローバル化推進の体制を取ることは、事態の進行具合を示しているのです。
残るは、「新自由主義・成長路線」(経済原理)だけが、
「残された最後の偶像」ということになります。
しかし、「増税延長論」や「現金給付政策」が、
すでに出ていることからもわかる通り、
こちら(成長路線)が「追い込まれている」のも事実です。
別の言い方をすれば、
「それだけ追い込まれているから、他の偶像を差し出しても、
グローバル化によって延命を図っている。」
とも言えます。
事態は刻々と、神の側と悪の側(成長路線派)の「最終戦争」に向かっているのです。