「共有化していく世界」
2000年以降の主力産業は、IT産業です。
それは、先進国がデフレ化していく時期とも重なっています。
IT化された世界のこれまでとの違いは、「複製可能」であることです。
情報は、自動車や電化製品にくらべても、
複製がはるかに簡単で、そのコストは事実上はゼロです。
(ネットであれば、コピー代・紙代もかかりません。)
もちろん、自動車などでも、開発が続けられ、
そのアイディアや技術は特許となり、「低価格化」が進むわけですが、
それが、ついに「ゼロ」になるのが、情報・言語に関わることがらです。
さらには、ロボット化は独占的な物品も急激に低価格化させます。
このロボット化もIT産業との関連で急速に発展します。
これが、ゼロ成長・ゼロ金利につながり、
最終的には「貨幣の無意味化」につながります。
これは、「独占の時代」(この世)から、
「共有の時代」(あの世)への転換と言えます。
独占を前提とした世界は過ぎ去るのです。
この世のあらゆる制度は「独占・占有」を基本原理としています。
会社などの経済社会はもちろんのこと、
結婚から学校・政府など、この世のものは、独占・占有を前提として存在です。
これらの、この世の秩序はもう立たないのです。
そこで立つのは神による秩序だけです。
共有されるものは、肉ではなく、霊です。
霊による統治が実現して行くのです。