「インターネットとは何か (3)世の終わりのとき」
インターネットおよび、パーソナルコンピュータの登場は、
「経済原理が極まった」ことを示します。
経済・商業というのは、「差を取る」ことで成り立ちます。
商業は、
「ある場所とある場所の価格差を取る」、
「ある時刻とある時刻の価格差を取る」、
ことで成り立ちます。
インターネットは、「一瞬で差を取る」ものであり、
インターネットは、「時間差・空間差」をゼロにするので、
究極的に「差を取る」ということになります。
これは「商業の終わり」を意味し、
この世(時間的な差や空間的な差で成り立つ)の終わりを意味します。
この「経済原理」(商業的なあり方)というのは、
この世の原理としては「最後のもの」になります。
「身体原理」(衣食住など、見えるもの触れるもの)から、
「政治原理」(地域における権力の支配)と次元が上がり、
最後は「経済原理」(貨幣のように時間・空間を瞬時に移動)となります。
その、この世の最後の原理が終わるということは、
「世の終わり」ということになります。
ギリシア人が「商業神」と思っていたエルメスは、
「あの世への誘導役」も担っているとされていました。
商業の先にあるのは「あの世」です。
「差を取る」というのは、悟りのことであり、
「この世(の差)が終わる」ということになります。
この「悟り(差取り)」は、
最終的には「神と人の差を取る」ということになります。