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「仕事とは何か (7)文化・文明の変遷」

世界の歴史を「球場建設」に例えれば、

球場を完成させていくことが、

世俗の仕事であり、歴史ということになります。

球場建設に段階があるように、文明にも段階があります。

それが「時代」という形で表れます。

最初から電光掲示板やライトや座席を作るのではなく、

最初は大まかな土台などから始まり、

徐々に細かく繊細な作業になっていきます。

「ピラミッド時代」、「古代ローマ時代」、「資本主義時代」

というように時代が変遷していくのは、「段階が変わる」からです。

「球場建設」に当たる「文明」は「箱」(ハード)であり、「俗」となりますが、

一方で「キャッチボール」や「打撃練習」に当たる「学問・芸術」は、

「中身」(ソフト)であり、それは「聖」であり、

これは俗なる「文明」に対して「文化」と呼ばれるものになります。

(「学問・芸術」には教会などで行う狭い意味での礼拝も含みます。)

こちらにも段階があり、それは捧げ物(生贄)の違いになって表れます。

分かりやすいものでは聖堂などの建造物が時代ごとに様々な形をとり、

より核心においては「捧げる生贄」として表れます。

ある段階では、生贄は羊などの動物などが中心であり、

ある段階では、聖典の朗読や賛美歌などが中心であり、

また、ある段階では、それは球技におけるボールなどが中心である、

というように変遷します。

すべての生贄は神に捧げられるものですが、

これらの生贄の中で、聖の聖なる生贄は汚れのない人間であり、

それが十字架にかけられた初臨のイエス・キリストです。

(終末には再臨します。プレー開始時にはボールが生きたものとなるようにです。)

このように、段階を経ながら聖俗の両面から神殿が完成していく、

というのが歴史のありようであり、

人間は、その時々に求められるものを捧げていくことになります。

そして、神殿の完成(歴史の終わり)に至っては、

永遠に変わらない完成された状態で生贄を捧げていくことになります。


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