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各原理の山

 

各原理には、

「自然<身体<政治<経済」

という力関係があるわけですが、

強さ(普遍性)を「山の高さ・大きさ」として図に表すと、

図1のようになります。

 

「シオンの山」は「神のあるところ」です。

 

その他は、それぞれ、

 

・「自然」 → ほぼ無力

・「身体」 → 直接、見える、触れる範囲で影響ある

・「政治」 → 一定期間、一定領域で影響がある

・「経済」 → 時間、領域を越えて影響がある

 

というように、「自然→身体→政治→経済」というように、

普遍性、力が強くなっていきます。

 

この図を元に、歴史の過程を見ていきます。

エデン追放

 

まず、図2のように、中心付近(エデン)から、

「十字・上」への移動(エデン追放)で、

歴史が始まります。

自然から身体の時代

 

「十字・上」(自然)から、

まずは中心(シオンの山)を目指しますが、

途中で、横に見える、

「もっと低くて容易に登れる小さい山」(身体の山)

を目指して方向を転換します。

身体から政治の時代

 

「十字・左端」(身体の山)まで行き切ったら(飽和)、

再び、中心(シオンの山)を目指すものの、

今度も登り切らない内に、

それよりは低い山(政治の山)に向かいます。

政治から経済の時代

 

「十字・下端」(政治の山)まで行き切ったら(飽和)、

さらに、三度、中心(シオンの山)を目指しますが、

今度も、途中でより低い山(経済の山)に転向します。

 

この「経済の山」に向かう過程が、

「近代化」に対応します。

 

「経済の山」を登り切ったところが、(右端)

A.D.2000付近ということになります。

歴史全体

 

全体をまとめると、以下のような動きになります。

 

「まずは、中心のシオンの山を目指すが、

途中でより低くて、容易に登れる「十字の端の山々」に向かいます。

 

この「より低い山」が十字の四隅であり、

それぞれ、「自然」、「身体」、「政治」、「経済」となります。

 

この「十字の端の山々」は、

中心の「シオンの山」から来る神の栄光を「反射」して輝きます。

 

シオンの山は高いので、

まず、これらの、それより低い山々から満たすのです。

(この低い山々に定住しようとすると「偶像崇拝」になります。)

立体図

 

これらの動きを模式化した立体図が、

図8のようになります。

  第1部 第二章 (7)各原理の山々

 図8 模式化した立体図
 図7 真上から見た図
 図2 エデン追放
 図3 自然から身体の時代
 図6 世界史の過程
 図4 身体から政治の時代
 図5 政治から経済の時代
 図1 各原理の山

真上から見た図

 

この過程を真上から見ると、

図のような、曲線の矢印を含む動きになります。

 

世の終わり

 

これらの山々が満たされることが、「物質における発展」であり、

この十字の四隅の山々が満たされることで、

「物質文明の完成」、「世の終わり」となります。

 

四隅を満たしたら、もう、登る山はありません。

経済の完成によってできたクラウド(雲)の中に入って、

シオンの山に向かうことになります。(千年王国)

 

神を認めぬ者には、行き場はないということになります。

定まった方向がなければ、

軸を失い、形あるものとして存在できません。

 

シオンの山には神による永遠の秩序があります。

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