第1部 第五章 (2)十字の四隅の属性
図4 横の性質
図1 縦と横
縦と横
図1のように、十字は「縦」と「横」から成りますが、
それぞれの性質を見ていきます。
図5 縦と横の性質まとめ
図2 縦と横の属性
縦と横の属性
図2の左は「縦」、右は「横」です。
縦は「上と下」で、
「上」
・神性(天) … 「自然」、「自由」
「下」
・人性(地) … 「政治」
となります。
横は「右と左」で、
「右」
・男性性(縦) … 「経済」
「左」
・女性性(横) … 「身体」
となります。
縦の性質
「縦」(上と下)のより詳細な性質は図3のようになります。
「上」は「神性」を示し、「神による」性質を示し、
「下」は「人性」を示し、「人による」性質を示します。
横の性質
「横」(左と右)のより詳細な性質は図4のようになります。
(右の方が「right(右、正しい)」であり、上手となります。)
寝る(横)と立つ(縦)
女性性は「横」の要素、男性性は「縦」の要素に対応します。
柔らかく鈍い(肉)と固く鋭い(石)
「左」は「柔らかく包摂」(肉、衣食住、農業、身体・主観的)、
「右」は「固く鋭く浸透」(石、貨幣 、商業、経済・客観的)、
という対比があります。
「左」の「柔らかく包摂」は女性性(「女、盾、ヴァギナ」)、
「右」は「固く鋭く浸透」は男性性(「男、剣、ペニス 」)、
に対応します。
(「左手は盾、右手は剣」、「抱くのは左手、鋭い動きは右手」)
「左」は衣食住(身体)を示し、「右」は技術(経済)を示します。
(服、口、家は「包むもの」であり、技術は「突き刺もの」です。)
「媒体」、「生贄」に関しては、
「左」は「動物や農産物」(肉)、「右」は「貨幣、ボール」(石)、
に対応します。
「左」は「衣食住」のように個別的・主観的であり、
「右」は「貨幣」のように普遍的・客観的な性質があります。
エジプト(西)とバビロン(東)
左は「西、エジプト」、右は「東、バビロン」に対応しています。
(エジプト、バビロンは聖書における西、東の一つの象徴です。)
西は「民主的・水平」(横)、東は「君主的・垂直」(縦)
という性質があります。
縦と横の性質まとめ
「縦」と「横」をまとめると、
図5のようになります。